ママのセルフケア、してますか?- "Put Your Oxygen Mask On First"
先日、ママのセルフケアをテーマにしたセミナーに参加する機会がありました。
そこで最初に出てきたのがこの言葉。
"Put Your Oxygen Mask On First"(酸素マスク、つけていますか?)
これはもともと飛行機に乗る際にキャビンアテンダントが乗客に説明する時のセリフから来ています。
"If there should be a change in cabin pressure, put your oxgen mask on first before helping others."
(客室内の気圧に変化があった場合には、周りの人を救助するよりも先に酸素マスクをつけましょう)
自分に酸素マスクをつけずに他人を救助することを優先していたら、
自分が真っ先に意識を失ってしまうかもしれないし、
他人を助けることすらできなくなる。
そしてこれはセルフケア(self-care)の比喩としてもよく使われています。
周りのケアよりも先に、自分をセルフケアする。
自分にセルフケアをする「許可」を与えることが大事。
そして「意識的に」体と心のケアをする時間をつくること。
仕事に子育てに奮闘していると、自分の身体のケア、気持ちのケアってどうしても後回しにしてしまいがち。
私はアメリカに来てから、「自分を大事にする」ということを少しづつ意識するようになりました。
まずは身体。
子育てはノンストップで休むことができないので、体調を崩して寝込むということが基本的にはできません。
体調を崩すことでさらに辛くなるのは自分自身(体調悪い中で子育てするしんどさは乳幼児期に経験済み)。
だから、日本にいた時以上に、風邪を引かないように自分の体調と向き合ってきました。定期的な運動や健康に気をつけるようになったのはこれが大きいです。
そして心のケア。
渡米直後の私は、「子供連れてきてまで渡米したんだから、子供にとっても良いママでないといけない」とものすごく気張っていたように思います。
それが徐々に、「自分を大事にした方が子供にとってもハッピー」と肩の荷を降ろして考えるようになりました。
さてさて、セミナーでは、具体的な体と心のケアについても紹介。
体のケア
□エクササイズ、ヨガ
□睡眠(質、量)
□食べ物
□お風呂
□身だしなみ
□昼寝(パワーナップ)
私ができていないのは、お風呂、身だしなみ、昼寝です。
もちろん全てやらないといけないというわけではないのですが、
お風呂は入るだけでセロトニン(幸せホルモン)が分泌されると言われているので、毎日湯船に入る習慣をつけたいな。
そして、コロナも落ち着いてきたので、社会復帰にむけて、ここ1年おろそかになっていた身だしなみも整えていきたいところ(笑)
心のケア
□友達、同僚との時間
□家族との時間
□一人の時間
□楽しみや趣味の時間
□瞑想
□ジャーナリング
□読書
友達、同僚との時間がオンラインに限られてしまったこの1年。
もう少し対面での時間を増やしていきたいなあと思います。
チェックリストとしてセルフケアを俯瞰するのもたまにはいいかもしれません。
みなさんはセルフケア、できていますか?
娘がクラス活動に参加していないと気づいたとき
今のプリスクールに通い始めて約2年になる4歳の娘。
昨年9月からの新年度で新たなクラスになったのですが
4月中旬のある日、プリスクールのディレクターからメールが来ました。
そこに書いてあったのは
娘が今のクラスではあまり成長が見られておらず、クラス活動にもあまり参加していない。このため、9月からのPre-Kクラス(Kindergartenに入る前の学年)への準備のために、別のクラスに移して様子を見ることにする。
という内容でした。
これを読んだ時はショックでした。
実は、少し前に心配していたことがありました。
というのは、クラスの様子が写真で時々送られてくるのですが
娘はいつも皆の輪から一歩下がったところにいるように見えたのです。
学校ではシャイなのかな。
でも先生の言っていることも分かっているし、
学校のこともよく話してくれるし、
習った歌を教えてくれたりもしていました。
何よりも娘は上の息子と比べて語学の習得のスピードが早く、いろいろと器用なところがありました。
このため学習や成長過程においては全く心配はしていませんでした。
送りのときに教室に入るのを渋っていた時期もありましたが
まぁそういう時もあるよね、と下の子に対する余裕ということもあり、そこまで深くは考えていませんでした。
私もどちらかというと人見知りするタイプだったし、幼稚園であまり発言した記憶がありません。
幼稚園ってまだそんな時期だし、それも個性だよね、なんて思っていました。
なので、そのメールを読んで初めて、客観的に伝えられたことでショックを受けたのでした。
そしてそれから数日後、さらにショックなことがありました。
その日も家に帰ると、娘が学校で作ったクラフトについて、どうやって作ったか詳しく説明してくれていました。
その後、学校からいつものように写真が送られたので何気なく見てみると、あれ、娘がうつっていない。
みんなでテーブルを囲んでそのクラフトを作成している時の写真だったのですが
そこには娘はいませんでした。
あれ、他の場所でやっていたのかなー、なんて写真をよーく見てみると
遠くのカーペットに何やら靴が見えました。
誰かが床にねっころがっている様子。
そしてそれは娘の靴でした。
他の子どもたちが先生とアクティビティをしている間、娘はカーペットでごろごろ寝転がっていたようなのでした。
クラスに参加しないというのはこういうことなのか。
娘が持って帰ってきたクラフトは彼女が全部作ったわけではなかったのか。
別の遊びに夢中なわけでも、シャイでなかなかやろうとしないわけでもなく
一人カーペットで手持ち無沙汰に寝ていたのかと思うと
胸がギュッと締め付けられたような気持ちになりました。
ああ、私が思っていたよりも深刻なのかもしれない。
そこで先生にどういう状況なのかを聞いてみました。
すると、こちらの心配とは裏腹に、先生はそこまで深刻でもなさそうな様子でした。
日によってムラがあるらしく、気分の良いときは先生に抱きついたり手をつないだり、クラスメイトとも関わっているのだけれど、そうでない時もある。
特にお昼寝の後は起きてくるのが遅くて、その後のアクティビティには参加したがらないことがあると。
写真で見た寝ている姿は、お昼寝の後だったとのこと。
そして先生曰く、
今のクラスの先生達に慣れすぎてしまったのかもしれない。
だから甘えが出てしまって集団行動をとろうとしないのでは。
その先生の子供も同じようなことがあり、一度クラスを変えたら、それで状況ががらりと変わったことがあるのだと。
先生から話を聞いて、いつもクラスに参加していないわけではないのだと分かり、ちょっと安心しました。
でも別のクラスに移って、状況が変わることがあるのだろうか?
慣れない環境でさらに拒否反応を示してしまうのではないだろうか?
とても心配だったので、新しいクラスの先生には、
娘はSlow Starterで新しいことにトライするのにちょっと時間がかかるかもしれないこと、
でも、一度やってみると他の人よりもずっと長く遊びたがることがあるので、根気強く誘い続けてほしい
そのように、お願いしました。
そしてどきどきの新しいクラスでの生活が始まりました。
数日後、送られてきた動画を見てみると、、、
女の子2人と一緒に遊び場で楽しそうに駆け回っている娘の動画。
次の日送りに行ったときにも、「新しいクラスでものすごーくハッピーになってるわよ!」と先生が教えてくれました。
あーーー、よかったーーー!!
結局何が原因だったかははっきりとはわかりません。
ちょっとしたボタンの掛け違いで、友達の輪に入れなくなってしまったのか。
仲良しのお友達ができなかったのか。
単に先生に甘えていただけなのか。
気分によるものなのか。
でも今回を通じて、私自身の考えにはっとしました。
自分が、今ある環境になんとか子供を適応させようとしていたこと。
それができないと、親に非があるのではないか
特に海外生活だと、海外に連れてきた親のせいだろうかという思いを少しでも抱いてしまっていたこと。
そして何とか、今の環境に慣れさせようと、あの手この手をつくして頑張るし、親も相当悩み苦しむ。
でもクラスが変わったとたん、まるで変わって楽しそうにしている娘に驚いた。
そんなことだけでこんなにも変わるのか。
そしてそれまでの悩みはなんだったのかというくらい、私の頭の中からすーっと悩みが消えていった。
これは、このプリスクールに同じ学年のクラスが複数あったからできたこと。
それを提案してくれた、決断してくれた学校にも感謝。
今いるところで我慢して頑張らなくてもいい。
他にも道があるんだよ。
学校によっては「お子さんがクラスの行事に参加しません」と、親になんとかするように促す学校だってあるだろう。
私が子供をアメリカに連れてきたのは、広い世界を見せてあげたかったから。
いろいろな居場所を作ってあげたかったから。
今ある場所だけが、あなたのいなくちゃいけない場所ではないんだよと知ってほしかったから。
それなのに、いざとなると、その場に子供をあわせなきゃと感じていた私。
なにがなんでも今いる場所に子供を合わせようとするのではなく、
どうしても合わないなら別の場所も考えてみる。
子供のことだけではない。
自分自身のことだって、環境に合わなかったら自分のせい、自分が合わせないといけないと思いがち。
そうではなくて環境の方を変えてみて案外うまくいくこともあるんだよ、と。
言うは易し行うは難し。
長年の行動習慣、思考習慣は変えるのが難しい。
娘のこともよく観察しながら柔軟に対応していく心の余裕を持とうと思ったのでした。
カリフォルニア州でワクチン接種奨励のためのアメ戦略
昨日、カリフォルニア州ではコロナワクチンのインセンティブ・プログラム Vax for the winが発表されました。
Vax for the Win - Coronavirus COVID-19 Response
これは12歳以上のカリフォルニア住民を対象に
1. 抽選で15人に現金$1.5millionが当たる
2. 抽選で30人に現金$50,000が当たる
3. 5/27以降にワクチンを受ける最初の200万人に$50のギフトカードがもらえる
とのこと。
そうきたかー、と。
なんでもお祭り的なものにするのがアメリカらしいです。
でもコロナで閉鎖的な中、
「みんなでお祭りだー、みんなワクチン打とうぜー、わっほーい!」
というなんだか楽しいムードというのも必要なのかもしれません。
日本だったら、不謹慎でけしからん、とか、先に接種した人に対して不平等だから皆一律に配るべきだ、とかになりそうですが。
それともそんな金銭インセンティブ(アメ)がなくても、同調圧力(ムチ)の方が効果があってワクチン接種に向かわせるのかもしれません。
ちなみにこういった「アメとムチ戦略」はcarrot-and-stickと言い、馬が前にニンジンぶらさげられムチでうたれながら走るところからきているそうです。
このインセンティブでどれだけ接種率があがるのか、今後の推移が気になるところです。
裁判所からクラスアクション(集団訴訟)の通知がきた話
これはアメリカで働き始めて1年半くらいたった時のことです。
ある日、1通の手紙が来ました。
封筒に何も記載がなかったのでしばらく放置していたのですが
ある時ふと気づいてあけてみると、そこには高等裁判所(Superior Court)の文字が!
高等裁判所からの手紙でした。
血の気がひくのを感じる私。。
私、、何か悪いことしてたっけ、、何か忘れてたことあったかな、、
その当時、Tax Returnの追加支払い請求が来ていたり(2020 Tax Returnまでの長い道のり③ )、州に対しての申請を忘れていたり(2020 Tax Returnまでの長い道のり④)と、バタバタ対応した直後だったので、まだ何か行き違いがあったのかととっさに考えました。
しかし手紙を読んでみると、全く違う内容でした。
そこには、とある訴訟に関する内容が書いてあり、それがクラスアクション(集団訴訟)にまで発展しており、私もその対象として入るといったことが記されていました。
私はその訴訟自体を知らなかったのですが、急いでググってみて、そのような訴訟が実際にある(フェイクレターではない)ことを確認。
そしてさらに驚いたのが、私がこのまま何もしないと、私はそのクラスアクションのメンバーに入ることになると。
えっ、クラスアクションって、アメリカの法廷ドラマで見たことあるけど(集団で弁護士と話をしている風景)
あれに私も参加するってこと!?
手紙にはメリット・デメリットも記載されており、
メリットとしては、もし勝訴すれば損害賠償金が配分として得られる、
デメリットとしては、今後同様のことで個人として裁判をおこす権利はなくなる、
とのこと。
もしそれに不服であれば、同封されたはがきに返信することで、クラスアクションのメンバーから除外することができると。
つまり、私がアクションを起こさない限り、クラスアクションのメンバーに自動的に入ってしまうことになります。
ど、ど、どうしようーーーーー。
このような経験は初めてで、どうすべきかかなり悩みました。
訴訟自体に関しては、私自身が同様の被害にあっているとは言い切れず、正直分からないところがありました。
ただ自分が「不参加」にすることで、この訴訟自体に水をさすようなことは嫌だなと思っていました。
「参加」がデフォルトなんだし、何もしなければ参加なのだから、これが「無難」なのではないかと最初は考えました。(日本的な考え方です、、、)
しかし、よくよく考えてみて、周りを気にするよりも「自分自身が該当する」と感じているかどうかで判断すべきではないかと思うようになり、
そして自分自身として考えた時に、訴訟に加わるほどの被害を受けたと、自分が確信を持って言えないと感じました。
そこで最終的には、不参加とすることにし、はがきで返信しました。
まさか自分が、しかもこんなに早くにアメリカの裁判と関わりになるとは、思ってもみませんでした。
ただこの経験を通じて、2つの点で、「ああここはアメリカなのだな」と強く感じました。
まず一つ目。
詳細なことは書けませんが、訴訟はジェンダーに関わる内容でした。
なので日本だとこれは明らかにおかしいと自信を持って言える人自体が、そこまでいないのではないかと。そういうものと受け入れてしまっている人が多いのではないかと。
そして仮に思っていたとしても、訴訟を起こそうとまではしないのではないかと。
そこはやはり訴訟大国アメリカ。
そして2つ目。
今回は、自らがアクションを起こさないと「クラスアクションに参加」となるものでした。
これは訴訟によって様々であり、デフォルトが不参加というケースもあるのだそう。
しかしいずれを選んでも、メリット、デメリットの両方が存在し、それを個人が考えて決断しないといけません。
日本にいた時は、日常生活でそのような決断を突然せまられる機会というのはほとんどありませんでした。
デフォルト何も決めなくても、周りと同じようにしていれば、普通に生活はできる。
今回のように、状況を理解し、考えて、自分はこっちだ、と納得した決断を出すには、普段の生活で使っている以上のブレインパワーが必要です。
そんなことをつれづれ感じた一件でした。
アメリカコロナワクチン接種率の差は人種でも支持政党でもなかったという話
先週無事に2回目のワクチン接種を終えたのですが、そんな時にNew York Timesのこちらの記事が目に止まりました。
The Vaccine Class Gap - The New York Times
The biggest vaccination gap isn’t based on race or partisanship. It’s based on class.
これはワクチン接種率の差というのは、人種や支持政党よりも学歴(大卒かそうでないか)によるものが大きかったという話。
私も先日の記事で、コロナワクチン予約の時に感じた情報格差を書いたのですが、まさにこれって教育格差に通じているのだろうなと。
日本では今高齢者向けのコロナワクチン接種が始まっていますが、きちんと手紙で知らされたり、ワクチン予約に電話による受付が準備されたりと、居住地のある国民であれば誰もが平等に情報を受け取ることができます。
日本にいるとこういうことって当たり前のことのように感じます。
一方でアメリカでは、手紙連絡なんて来ませんし(今まで行政から来た手紙なんて国勢調査くらい)、情報は基本自分で取りに行かないといけません。
多くの人はWebでワクチン情報を取りに行き、予約も基本的にはWeb上で行います。
その予約も接種場所によって別々のアカウントを作成しないといけなかったりと、普段Webを使い慣れている私であっても数時間かかり、ややこしくて面倒だなと感じました。
なのでITリテラシーの高くない人には正しい情報をタイムリーに受け取ることも、予約をとるのも非常にハードルが高いのではないだろうか。
さらにブルーカラーの人の多くは仕事を休めなくて接種する時間を取れない、予約するのにかかる数時間すら取れない人だっているのではないか。
そんなこともあってか、アメリカでは最近は予約不要でワクチンが打てるような会場を設けているし、街中の行き慣れた薬局で接種できるというのもこういう目的があるのだなと改めて感じました。
ワクチン対象年齢が10代にまで下がってからたったの1ヶ月でこれだけのスピードでワクチンが広まったことに最初はびっくりしましたが、これは既存のプラットフォーム(医療機関、薬局、スーパー)を使って、予約システムも各プラットフォームに任せて、Web上で済ませられるようにしているからこそ成し遂げられたスピード感なのかもしれない。
こうやって全ての人には平等ではないかもしれないけれど、前に前にと進めていくスピード感はすごいなあと。
あらゆる人への平等を考えすぎて手紙や電話などを国が一貫して整備するなんてやっているとやはり時間がかかってしまうのかもしれない。
けれども、そのスピード感から置いていかれる人もやはりいる。
ここ10数年人種による諸々の格差は広がっていないけれど、教育による格差は広がっていると記事には書いてある。
コロナワクチンからもそんなことを考えさせられます。
コロナワクチン接種完了!
コロナワクチン1回目接種(その時の記事はこちら)からちょうど3週間後、2回目の接種に行ってきました。
1回目の予約の際に自動的に3週間後の予約もとれていたのですが、
その後予約がさらに取りやすくなったことから、1回目の場所よりもさらに家に近い場所で予約を取り直しました。
今回はカイザー(Kaiser)のVaccine Clinicです。
大きな仮設テントの接種会場の中には、接種コーナーが複数あるものの、中はガラガラ。
会場はゆったりとした音楽が流れていて、そこにいる医療従事者はみな暇そうにスマホをいじっているか、雑談をしています。
2回目は勝手が分かっているので、そこまで緊張せずに受けることができました。
1回目と同様IDを見せ、ワクチン記録カードを渡して受けつけを済ませます。
その後「ファイザーなら◯番の接種コーナーに行って!」と言われ、そこで名前、生年月日、1回目で何か異常はなかったかなど聞かれます。
注射は2秒もかからなかったかというくらいあっという間。
その後20分くらい待機スペースで待機した後、気分はどうかと聞かれ、問題ないと応えるとあっけなく終了。その後の説明などなく、もちろん記念撮影するような場所もありませんでした。
ちなみに私の住む地域では、5月に入りさらに予約がとりやすくなっていて、接種年齢も4月半ばに16歳以上だったのが、現在では12歳以上まで引き下げられています。子供に受けさせる予定という親も多くいます。
娘の通うプリスクールでも、医療機関と提携して12-15歳を対象としたワクチン接種をプリスクールで行う予定だそうです。
そして私の住む街では、ワクチン接種完了人口の割合がなんと85.6%!
つまり私はかなり遅い類なのです。
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そして、一番不安だったのが副反応です。
現在接種から27時間たっていますが、特に重い副反応は
ありませんでした!!
こればかりはやはり心配でした。
2回目38.5°まで発熱したという人も聞いていたので、自分も重い副反応があることを想定して、会社には事前に伝えて次の日休みを取り、Tylenol(解熱鎮痛剤)やスポーツドリンクを準備。また次の日の子供の朝の準備をあらかじめ済ませたりしていました。
接種後7時間経過後、夕飯の後、ちょっと頭痛があるかな、寒いかなという気もしたのですが、私は夜疲れてくると寒気がしてくるのはよくあるなので、そのまま就寝。
夜、悪寒と発熱で目が覚めるのかな、、と思っていたところ、
目を覚ましたら朝になっていました!
すっきりした目覚めでした。
接種部分の腕の痛みも、1回目の時より全然ありませんでした。
むしろ、「本当に接種できたんだろうか?」と心配になるくらい。
このまま何もなくすぎることを祈っています。
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今回接種を受けるにあたって
あー、ついに1年以上にわたるコロナ生活が終わるのか。
このコロナの制約がはずれたら私は何をしたいんだろう。
そんなことを考えました。
コロナ渦で色々な制約や不便がありましたが、
セミナーやミートアップがすべてオンラインになったことで、
これまで夜だから、子供がいるからと諦めていたセミナーに参加ができるようになったのは不幸中の幸いでした。
そのように考えているワーママさんも多いんじゃないかな。
一方で外出することや新たなチャレンジに内向きになっている自分もいて
そんなマインドを少しずつ変えていけたらと思っています。
アメリカの歯医者事情②子ども向けキッズデンタルに感動
キッズデンタルという存在を知ったのは、日本に住んでいたとき。
近くに新しくかわいらしい子供向けのようなお店ができると思っていたら、小児歯科専門の歯医者でした。
ガラス張りで前を通りかかっても、おもちゃやら飾りやら楽しげな様子。
それからは子どもたちの歯のクリーニングに3ヶ月に一回は通って、歯のチェックとクリーニングをしてもらっていました。
ここアメリカにもキッズデンタルがあり、友人にすすめられたので子供達の定期歯科検診を受けに行きました。
子供向けにカスタマイズされているのは、日本で行ってた所と同じ。
・診察台の天井にテレビがあり、テレビを見ながら診療ができる。
・室内も、歯医者とは思えない子どもたちが楽しめる内装。
・クリーニングが終了すると、最後に宝箱の中から好きなおもちゃを一つもらえる。
そして感動したのが、先生のプレゼンテーション能力の高さ。
はじめに先生から説明がありますと言われていたので、よくある一般的な話(歯ブラシの使い方等)かと思っていたら、そんな話は全然しませんでした。
今までも日本で歯の説明は受けてきていたはずだけれど、正直全く記憶に残っていません。でも今回はものすごく記憶に残りました。
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どんな話だったかと言うと、まず先生が小さい時の話。
先生が小さい時にいつも言われていたのは、「甘いものを食べたら虫歯になる」ということ。
でもそれは真実ではない。(←出だしで意外性を与えるというプレゼンの王道(笑))
虫歯菌(ミュータンス)と言うのはどこにでもあるのでみんなが持っている。
だから甘いものに限らずどんな食べ物だって虫歯になる可能性はある。
ただ、その虫歯になるための酸の出方が違う。
虫歯というのは、ミュータンスがその糖分を食べて酸を増やすことで歯をdecayさせる。
例えばおかしだと糖分がくっついてなくてそれぞれ離れている状態なので、ミュータンスがそのまますぐ食べれる状態。
だから酸が同時に大量に出ることになる。
これに対してパンや小麦粉とかのいわゆる炭水化物。
これは糖分自体がつながっているので、まずミュータンスはそれをその鎖を切るところからやらないといけない。
このため、ミュータンスがすぐに糖分を食べることができず、時間がかかるし、酸も同時に出ない。
そして次は、いわゆる食物繊維の多いもの。
オートミールや玄米、全粒粉では、その鎖がかなり複雑になっているのでさらにその鎖を切るのにより時間がかかる。
つまりお菓子だけ虫歯になるわけではない。けれど、お菓子の方がより虫歯になりやすいということ。
そして大事なことの1つ目は、1日に何回食べているのかということ。
一日中絶え間なく食べてるような人は、アミノ酸がしょっちゅう出ている状態なので虫歯になりやすい。
だからお菓子を食べるのはいいけれども、それは他の食事と一緒にやった方が良い。
そして2つ目は飲み物。食べた後に水を飲むことによって口の中が掃除されるため、虫歯になりやすくなりにくい。
これをしっかりしてください。
これを守ることで先生の子供たちもお菓子食べてるけど虫歯にはなっていない。
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こんな感じに、ミュータンスが糖分の鎖を切って食べるところなど絵を書きながら説明をもらい、聞き手を腹落ちさせるのが上手だなぁ~と聞き入ってしまいました。
がっちりハートを掴まれたので(笑)、今後もここに通い続けることに決定!
レントゲンを撮ることができるのは4歳以降ということで、息子はレントゲン撮影後クリーニング、娘はクリーニングのみ。2人とも虫歯はなくて一安心。