日本帰省中に親子ワーケーションに参加してきた
この夏、数週間日本に帰省しました。
4年ぶりの日本。実家は東京ですが、年々猛暑が酷いというのはよく聞く話。
東京にいても、光化学スモッグ注意報で外出を控えるような通知が来たり、
子連れ外出しても熱中症が心配で水分補給だなんだと、親の方が疲れる・・・
せっかくの日本で子供達と過ごす夏、外で思いっきり遊んでほしい、日本の夏を、自然を満喫してほしいなぁと思って探しているうちにたどりついたのが親子ワーケーションという選択肢。
日本ではここ数年ワーケーションが盛り上がっているのでしょうか。
いろいろな自治体が親子ワーケーションのような形で、子供には色々な体験を提供する一方で、親にはコワーキングスペースを提供するプログラムをやっていて、地方の活性化や地方移住の視察、地方の認知度向上につなげていこうと考えている模様。
いろいろな自治体が開催しているワーケーションプログラムの話を聞く機会があり、検討した結果、初めてということもあり2泊3日で東京から数時間の妙高高原で開催している親子ワーケーションに参加することにしました。
結論から言うと、親子ともに大・大・大満足の経験でした!
東京から電車で数時間の所でしたが、関東の蒸し暑さとはうって変わってとても過ごしやすく、今年できたばかりのビジターセンターやコワーキングスペースからの妙高山の眺めは最高。
子どもたちは同じ年代の子どもたちと自然体験、野菜収穫体験等々もりだくさんのアクティビティ。
宿泊はロッジ貸し切りで子どもたちが自然と集まって遊べる空間。
夜はBBQ、スイカ割り、花火にキャンプファイヤー。
ザ・日本の夏!といったアクティビティが、海外育ちの子供を持つ親にはたまらなく魅力的にうつります。
ワーケーション・コーディネータの方がこれまたすごく素敵な方でした。
本人自身が20代東京で仕事で心が疲れてしまい、Uターンしたのがきっかけで妙高での働き方を考えるようになり、今は東京のIT企業で週2働く他、他に妙高での働き方関係の仕事に関わったりしているそうです。
複数の拠点、複業といった私にとって理想のワークスタイルを実践されているのだなと。
地方のワーケーションへの取り組みや移住推進事業の話も聞くことができました。
コロナ以降できた農園付き戸建てが年43万円、月3万未満!で借りられて、リタイア後に来る人や、スキーシーズンに月単位で借りてリモートワークしながら週末はスキーなんて人もいるのだそう。
地元の方とも話ができた一方、参加者は皆関東圏でそれぞれが務める会社のリモートワークの状況などもシェアできて興味深かったです。
地域の人や参加者同士で話ができたりというのは、普通の旅行ではなかなかできない経験。
私自身、大自然をバックにコワーキングスペースで楽しく仕事ができ、かつ、休憩時間はいもり池を散歩したりコーヒーを飲んで一息ついたり。
子供が生まれてから旅先で思う存分くつろげたのは初めてかも・・・
そんなことに気づきました。
旅行に行っても、子供が小さいとなかなか親はくつろげないですからね。
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この親子ワーケーション、今後も需要が高まるのではないかと思っています。
というのも都会に住む子供たちにとって、地方での自然体験や農業体験は親にとってもとても魅力的なものだし、特に暑い夏、少しでも涼しいところで屋外でのびのびさせてあげたいと言う思いがあるのはないでしょうか。
子供を自然に触れさせたいけれども、長い期間仕事を休むのは難しいし、親自身が1日中子供と付き合うのは疲弊するし、子供が楽しめるアクティビティのスキル自身親が持ってなかったりします。そんなことを解消してくれる親子ワーケーション。
子供がもう少し大きくなれば一人でキャンプに行かせるという選択肢もあるけど、小さくてお泊りは難しかったり、小さいうちは親もできるだけ体験を共有したいなんて思っている家庭には受け入れられそうな気がします。
今後リモートワークも普及していくであろう中、8月はまるまる別の場所で働くという働き方も選択肢に入ってくるのではないかなと思いました。
来年もまた親子ワーケーションに参加してみたいです。
日本での夏の過ごし方を再発見した気分です!