ワーママからの海外移住×キャリア×子育て

IT企業勤務の二児ワーママが一念発起してカリフォルニア・ベイエリアへ。日々限られた時間の中での英語学習や子育て、ライフハックについてつぶやきます。

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社会人になって刺激を受けたのはいつも出張のときだった

パンデミックが始まり、リモートワークが一気に加速しましたね。

 

パンデミックが始まってから就職した新卒の人たちは、未だにオフィスに行ったこともなければ出張にも行ったことがないという人達も多いのではないかと思います。

 

私は日本で7年近くリモートワーカーをしていたこともあり、リモートワークに関しては賛成派です。

 

でも一方で、仕事で経験した出張というのは私にとって忘れられない思い出です。

後々もふとしたときに思い出す貴重な経験です。

 

特に海外出張がそうですが、日本で数年働いても得られない経験や気付きを出張の短期間で得ることができました。

 

現地の人と仕事を通じて交流できる。

観光ではないその国・地域のリアルを肌で感じることができる。

 

出張というのは社会人だからこそ得られる貴重な経験、特権の1つではないかと思うのです。

 

ここでは私が’思い出に残っている出張経験を少しばかり回想してみます。

 

社会人2年目ー中国出張

私にとって社会人初の出張は中国へ1週間でした。国内出張すらしたことがなかったのに、中国北京にしかも一人で、です。

同じ会社の北京支社で仕事を一緒に始めたばかりの人にスキルトランスファーの目的で行きました。

 

そこで感じたのは、

自分の勤めている会社と同じ会社が海外にもあるということ。

そして海外に自分の仕事のことを理解している人がいるのだということ。

自分がグローバル企業で働いているということ。

人間的に尊敬できる人が海外にもいるということ。

 

私は当時、社内にロールモデルがおらず、先が見えない中、職場を変えようかと悩んでいた時期でもありました。

この出張がきっかけで、海外の人達と一緒に仕事をしたいと思うようになりました。

 

社会人3年目ー国内出張

初めての国内出張で、顧客とのミーティングがありました。

顧客ミーティング自体は、「お客さん、しかも地方都市のお客さんとだと、ここまで言語が噛み合わないのか!」という自分が生きて行きた世界の狭さを痛感したのですが、今思い出すのはそういうことではありません。

 

そのお客さんは自動車会社のお客さんだったのですが、ミーティングの帰りがちょうど夕方でした。そこで帰りのタクシーの中で、その地域で働く系列会社の従業員がみなぞろぞろと歩いて駅の方に向かっているのを目にしたのでした。

 

夕焼けに照らされながら、仕事を終えた大勢の人たちがみな、てくてくと同じ方向に向かって歩く姿。大人の集団下校という感じでしょうか。

 

地方都市というのは○○村と呼ばれるように、こうやって大企業の雇用により、系列会社が集まってみなそこで働いているのだなと。

東京では見ない風景でした。

 

最近はEV車を推進すると系列会社が大打撃を受けるから、日本の自動車産業は雇用の観点で方向転換がなかなかできないなんて話を聞いたりします。

その時に思い出すのが、あのときの風景。

夕暮れ時、かばんを肩に斜めがけしてみな同じ方向に歩く人たち。

あぁあの人たちの雇用が全てなくなってしまうかもしれない。

あのときの風景を思い出すと、そんな大きく舵を切ることができない企業の気持ちがわかるような気がするのです。

 

社会人4年目ーアメリカ出張

初めてのアメリカ出張は長期5ヶ月で、最初の1週間だけ上司がついてきてくれました。

 

英語ができない、運転ができない、仕事ができないの3重苦。

 

「日本てアニメと車以外になにかあるの?」とインド人に言われたときの衝撃。

初めて日本という国を客観的に見ることができた瞬間。

 

エンジニアがエンジニアとしてここまで評価される環境、自由な職場環境があるのか。

そしてこんなにも多様な人が働いているのかと、「働くとはこうあるべき」という仕事に対する固定概念が大きく崩れた時でした。

 

社会人9年目ー韓国出張

お隣の国という感覚で行ったら、当時の日本以上にデジタル化が進んでいてびっくり。

当時はデジタルサイネージや公共の場での巨大タッチパネルは日本であまり見かけなかったのですが、韓国で当たり前のようにそこかしこにありました。

 

また英語の敷居の低さ。

宿泊していたホテルの朝食の場所でも、韓国人が当たり前のように海外の人と英語で会話をしながら朝食をしていました。特にビジネス中心地という訳でもなかったのに。

 

そして、私は同じ会社の韓国支社の人と仕事していたのですがチーム全員が普通に英語で私と接していました。

当時、同じ会社であっても日本オフィスではそこまでではなく英語を話すのは一部の人のみでした。

 

その当時、もう10年近く前になりましたが、いや日本ヤバいぞ、と肌で感じたのを覚えています。

 

韓国は人口が日本の半分と少ないので、国内需要だけ考えていても埒があかない。なので大企業は始めから海外市場を視野に入れている。ビジネスをスケールさせられるかどうかは生産性と直結します。

 

そして、私が一緒に仕事をしていて感じたのは、とにかく積極的に海外リソースを活用している。

 

英語での仕事の敷居が低いので、海外からリソースを活用するのにそれほど抵抗がなく、当然という感覚。

 

最近では近々韓国の一人あたりGDPが日本を抜くなど話題になっていますが、そんな話を聞くと思い出すのがこの時の記憶です。

 

一方で当時、長時間労働は日本の非じゃなかった。

プロジェクト中はメンバー全員毎日夜中の2時に退社。プロジェクト最終日は徹夜した、トイレでつかの間の仮眠をしたのが今となっては懐かしい思い出。

 

最後に

出張といっても、同じお客様に会いに同じ場所に何度も出張するのでは、新たな気づきはないでしょう。移動の時間ももったいなく疲弊するだけなので、こういった出張は可能な限り削減した方がいいでしょう。

 

でもリモートワークが加速して、出張が限りなくゼロになってしまうのは寂しいなぁと思うのです。

 

百聞は一見にしかず。

最近の中国や韓国の発展の話を聞くと、かつて出張で行った時のこと、中国や韓国の同僚との会話を思い出すのです。

そしてそんな経験も社会人の醍醐味の1つではないかと思うのです。

子どもの英語習得に適した移住時期とは?移住して知ったこと。

渡米当初、子供たちの年齢は

 息子-3歳10ヶ月

 娘- 1歳10ヶ月

でした。

 

娘は言葉(日本語)を話し始めたばかりで、「ねんね」、「アンパンマン」など単語を話し始めていた時期。

息子は言葉は話すものの、それほど流暢ではなく、年齢としては少し遅めな方でした。

 

アメリカに来て知ったのは、アメリカで長期に暮らしている日本人家族(永住)だと、キンダーにあがるまでは日本語のプリスクールやデイケアに通わせることが多いということです。

 

お金や時間が許すのであれば、週の半分は日本語プリスクール、残りは現地のプリスクールに通わせたり、あるいはフルで日本語プリスクールという家庭もいます。この場合、小学校に入る段階でほとんど英語を話せないという家庭もあるほどです。

 

私の住む地域には日本語を提供しているプリスクールもありますが、選択肢は多くはなく、空いている時間が短いなど働く親にとっては不利です。

それでも、必要不可欠な投資として、日本語の環境を選ぶ家庭は結構います。

 

それだけ母国語の確立が大事であるということを理解しているから。

 

そして小学校にあがると日本語の選択肢が限りなく少なくなるからです。

小学校ではバイリンガル小学校を選ばない限り、週の半分は日本語で残りは英語、なんて選択肢は存在しません。あるのは週末の日本語補習校のみ。

 

小学校でほぼ英語漬けになるため、未就学の間になんとか日本語を、と親は思うわけです。

 

そしてバイリンガルの教育で大事なのは、日本語を思考言語にしたいのであれば、常に日本語習得の方が英語習得よりも少し先を行っているように学習を進めるのが望ましいということ。

 

どちらの言語も中途半端になってしまうと、よく言われるセミリンガルという状態になり、思考能力に影響を与えてしまう。

バイリンガルは簡単に自然になれるものではないのです。

 

正直な話、渡米した初めの頃はこのようなことをあまりしっかり理解していませんでした。だって、今目の前にいる子どもが英語をペラペラ話すようになるなんて当時は想像できませんでしたしね。

来たときは、英語環境になんとか慣れてくれるのが一番だと思っていました。

 

 

渡米3年たって、周りの家庭の様子も分かってきて思うのは

子どもの英語習得に適した移住時期とは、

日本語をある程度確立できてから

がいいのだろうということ。

 

現地の日本人家庭が小学校にあがるまでは日本語を重視することからも、

アメリカの現地小学校に上がるタイミング(キンダガーデンは5歳から)

が1つの目安になるかと思います。

 

 

とはいえ、渡米する時期というのは多くの人にとっては現実的には選ぶのは難しいのではないでしょうか。

仕事で渡米するチャンスが来たのが、子供たちにとって絶好のチャンスだとは必ずしも限りません。

 

 

3歳10ヶ月で渡米した息子。時期があっていたか?と考えると、そこには良かったと思えるところと、こうしておけばよかったと思うところがあります。

 

良かったと思えるところ。

 

1つ目は、息子はアメリカでプリスクール1年、私立キンダー1年、公立小学校1年生(今ここ)と経験してきました。

 

プリスクールに1年入ったことで、英語環境に慣れる、話す・聞く言葉としての英語を学んだ。

キンダーで、フォニックスから学んだことで、学習言語としての英語(読み・書き)を学んだ。

そういう意味では良い流れだったと思います。

 

全く聞けない、全く話せない中で、さらに英語で学習していかないとなるとさらに難易度はあがったのではないかと思います。

 

未就学の1年があったことは息子にとっては良かったと思っています。

 

2つ目は、年齢があがるにつれてこういった全く新しい環境に飛び込むのは勇気がさらに必要になるということ。

 

息子は日本にいたときはどちらかというと場所見知りするようなタイプでしたので、このまま大きくなったときに言葉も違う国に物怖じせずに暮らせるようなタイプとは思えませんでした。小さいときだからこその環境順応力というがあったと思います。

 

ちなみに息子はアメリカに来てから、休みのたびに新たな場所でキャンプ(サマーキャンプなど学校が休みの間、他の機関が提供するアクティビティのこと)に行ったこともあり、新しい場所でも物怖じしない性格に変わりました。

 

一方で、振り返ってこうしておけば良かったと思うこと。

それは日本にいる間に日本語にもう少し力を入れておいてもよかったということです。

英語の洪水を浴びる前に、土台となる日本語にもう少し気を使っておけばよかった。

 

渡米時点で日本語も遅めであったことで、渡米1年たったくらいから日本語と英語がかなり混ざったり、どちらも中途半端な時期がありました。

 

最近は、家庭での日本語を意識したり、日本語の勉強を日々続けているため、当時ほどではありませんが、それでも日々、英語と日本語両方の勉強時間を設けて、子どもと一緒に続けています。

先にも言ったように、日本語習得>英語習得となるように意識しています。

 

とはいえ、理想的には、渡米時にもう少し日本語やひらがなの早めの習得に意識を向けていればよかったとは思います。

言語習得は男の子は一般的に遅めだと言われていますし、個性もあるので、仕方がないと言われればそうなのですが。

 

ちなみに、1歳10ヶ月で渡米した娘は、というと、日本語優位で日本語がとても上手です。1歳10ヶ月からフルタイムで英語環境に入れているのに、これですから、本当に言語習得って子どもによってそれぞれで興味深いです。

 

アメリカで就職したらまずは401kの手続きをした方が良い理由

アメリカで就職したら、企業型年金である401kに加入できるケースが多いと思います。

 

渡米して、生活基盤もまだできておらず、しかも慣れない場所での仕事、、、

とその他やらなくてはいけないことは盛りだくさん。

401kなどついつい後回しにしてしまいがち。

ですが、なる早で手続きをすることがお薦めです。かくいう私も入社して2ヶ月たってからようやく手続きができたのですが、、、

 

というのも、401kのメリットがとても大きいから!

 

私は日本で勤めていた時の会社も日本版401kを導入していたのですが、若い頃はその利点を理解できず10年以上たってから加入しました。

今から考えるともったいなかったのですが、金額が大きくなかったのでそこまで大事だとは思っていませんでした。

 

アメリカの401kも同じようなものでしょ?と最初は考えていましたが大違い!

 

ここでは日本版401kと比較もしながら、アメリカ401kのメリットをまとめてみました。

 

 

401kとは?

 

確定拠出型企業年金制度であり、従業員が給与の一部を拠出金として長期投資にまわすことができる退職貯蓄口座のこと。Pre-taxと言って課税される前に拠出に回すことで節税効果が狙える他、雇用主が従業員の拠出金額に応じて(マッチング)掛け金を出してくれます。

 

401kにはPre-tax以外にもPost-taxがあり、それぞれ年間の上限が決まっています。

 

メリット1:マッチングの意味が日本とは違う。マッチングは貰わないと損!

 

日本版401kでは、従業員が給料から掛け金を拠出しなくても、企業側の掛け金はもらえるものでした。

企業側の掛け金に対して、従業員が給与から拠出するのがマッチング拠出といわれるものでした。マッチングするのは従業員側だったわけですね。そして従業員拠出の金額は企業の掛け金を上回ってはいけないというルールがありました。

 

アメリカの401kでは従業員が拠出した掛け金に応じて、企業側がマッチング拠出するというものです。

すなわち、給料から掛け金を拠出しない限り、企業側のマッチングは得られない、ということになります。

 

このCompany match(Emploter match)と呼ばれるマッチング制度ですが、通常「従業員が給与のX%まで拠出すると、会社側はX*Y%分を支払う」というルールが会社によって設けられています。

例えばX=6でY=50の場合は、「給与の6%まで拠出した場合には、会社は給与の3%分を支払う」となります。マッチング金額にも上限が定められています。

 

とにかく、従業員が拠出しない限り、ただでもらえるはずのマッチングがもらえないということになるため、早くに401kを始めた方がお得になります。

 

メリット2:日本よりも預けられる金額の上限が大きい

日本の企業型確定拠出年金では上限月額5万5000円(会社掛け金+従業員マッチング含めて)まででした。

 

アメリカでは2021年度でPre-taxに対しては年額上限$19,500(しかも会社側マッチング含めない)、すなわち従業員拠出だけでも月額$1,625と日本の3倍近くを非課税で預けることができます。節税効果が高いです。しかも年々この上限って上がっているのですよね。

 

さらにこの上限に加えてCompany matchも預けることができます。

50歳を過ぎるとさらに上限が$6,500上乗せされます。リタイアにむけてさらに貯蓄を励めということなのでしょう。

 

メリット3:拠出金額変更や運用商品などサイトで好きな時に変更可能

私の会社はFidelityを使っているのですが、一度手続きを済ませてしまえば、金額の変更や運用商品の変更などはサイトにアクセスして自由に変更可能です。

通常の投資と同様、景気の動向や運用成績によって運用を変えたいときにすぐにできるのが利点。

日本にいた時は、変更は年に一度、一定期間しか受け付けていなかったので、あまりリスクをとった運用はできませんでした。

 

 

Pre-taxとPost-tax

ちなみに401kにはPre-tax以外にもPost-tax(After-tax)と呼ばれるものもあり、この場合は課税対象です。日本版401kは全てPre-taxです。

 

Pre-taxはお得なのは分かるけれど、Post-taxは?と思われるかもしれませんが、Post-taxで預けたものも、後にコンバージョンすることで利息に関して引き出し時非課税とすることも可能だそうです。そうなると日本のNISAと近いでしょうか(元金は給与から課税されているけれど、利益は非課税という点において)。

 

この手続きは少しややこしいので私はまだ始めていないのですが、まずは節税効果&マッチング効果の狙えるPre-taxの上限を目指して拠出し、それができたら余剰金はAfter-taxというのが好ましいといえるでしょう。

 

Pre-tax、Company match、Post-tax合わせると2021年で$58,000が上限となっています。

 

アメリカでは401kだけ限度額まで拠出しておけば、老後の心配はかなり減るのではないかと思ったりもします。

 

401kの注意点

Company matchをできるだけもらうようにするには注意が必要です。

 

さきほど言った通り、Company matchでは「従業員が給与のX%まで拠出すると、会社側はX*Y%分を支払う」というのがルール。

 

もし毎回の拠出の際(給与が支払われるタイミング)、給与のX%を超えて拠出した場合にはその超過分に対してはマッチングは行われません。

 

このため、もし年初から高い金額をガンガン拠出してしまうと、マッチングの上限に達する前に、Pre-tax 401kの上限である$19,500に到達してしまうことがあります。

 

その場合、これ以上従業員拠出ができなくなります。拠出ができなくなる=会社のマッチングがもらえなくなるということ。

このため、従業員の拠出が上限に達する前に、Company matchが上限に達するように毎回の拠出金額を考える必要があるのです。

 

このマッチングを最大限にもらいつつ、いくら毎月拠出したらよいかが自動計算できるサイトがありますので、参考にするといいと思います。

 

401k Maximizer (最適な拠出金額を自動計算するサイト)

How do I maximize my employer 401(k) match?

 

まとめ

アメリカの401k制度全体は、知れば知るほど複雑で奥が深い、、と思います。

全体が分かっていなくてもとりあえずPre-tax分だけでも早々に開始してみるのがおすすめです。

あとで変更も自由にできるので、勧めながら貯蓄をより最適化していくのがよいと思います。

 

私も年末年始、また見直そうと思っています。

I'm thankful to ... ーThanksgivingで身にしみる感謝の効用

「感謝日記」

「朝、目覚めたら感謝を口にする」

 

最近はこういった「感謝の習慣」で幸福度がアップするという話をよく聞くようになりましたね。

 

私も朝起きたら感謝を口にする習慣を続けています。心が穏やかになる、身の回りの環境に感謝できるなどポジティブな効果を感じています。

 

感謝といえばアメリカのThanksgiving Day。収穫感謝祭というのが由来ですが、子供たちの学校でも、誰に感謝をするか考えて「I'm thankful to ・・」と発表したりします。

 

「Thank you」は英語でよく使うけれど、Thankfulという言葉は渡米前はあまり馴染みのない言葉でした。

 

そして会社でも。

祝日前の社内ミーティングでは、Zoomのチャット欄に「仕事で感謝していること」を書きこもうと主催者が呼びかけ、皆が感謝を書き込んでいました。



この会社の一員であることに感謝

パンデミックに強い仕事であることに感謝

優秀な同僚と働けることに感謝

私たちとずっと一緒にいるお客さんに感謝

たえず製品やソリューションの向上に力を注ぐ会社のカルチャーに感謝

チームメイトのおかげで自分が楽になっていることに感謝

毎日新しい挑戦、新しいことを学ぶ機会、新しいことを達成できることに感謝



仕事全般について感謝を言葉にする機会ってなかなかありませんよね。

日本で働いていた時、上の人が周りの仕事ぶりを称えることはあったけれど、一人ひとりがこういう言葉を発することってあまりなかったかなあと。愚痴はあったけれど笑

 

国民性の違いもあるのかなと思いますが、

ああサンクスギビングってそういう日だったのだと

在宅勤務で物理的に離れているからこそ

今回なおさら同僚とのつながりを感じたり

自分の今いる環境を見つめ直す良いきっかけになります。

 

hit the nail on the head. - 釘の頭を打つとは? headを使ったイディオム③

headを使ったイディオムシリーズ。

I can't remember off the top of my head. - ぱっと思い出せません。headを使ったイディオム① - ワーママからの海外移住×キャリア×子育て

 

I can't make heads or tails of it. - さっぱりわからない headを使ったイディオム② - ワーママからの海外移住×キャリア×子育て

 

 

さて今回第3段は、

hit the nail on the head

 

ここでのnailというのは釘の意味であり、直訳すると「釘の頭を打つ」ということ。

 

小さな釘の頭を正確に打つことから、転じて

問題や状況を正確に特定する

問題の核心をつく

という意味の表現になります。

 

こんな表現あまり聞かないのでは?と思うかもしれませんが、私は結構ミーティングで耳にします。

また実はカラン・メソッドのStage8でも出てきた表現です。

 

カラン・メソッドに関しては以前こちらの記事を書きましたので参考までに。

 

petitprintemps.hatenablog.com

 

カラン・メソッドでの例は

He hit the nail right on the head, and then we could see the problem perfectly.

彼がまさに問題を特定したことで、我々はその問題を完璧に理解することができた。

 

実際ミーティングでも聞くのは

He hit the nail on the head with the curent troubles. 彼が現在のトラブルの問題を特定した。

I think you hit the nail on the head. 問題を特定しているように思います。

 

といった感じ。

 

これまでのheadの例は、まさに「自分の頭」でしたが、今回は「釘の頭」という意味。使える機会の多い表現だと思います。

 

問題を特定する、というとidentify the problemという表現を使いがちですが

こちらも使いこなせるようになりたいものです。

学校で開催されるBook Fairて何? Scholasticは親も学校もWin-Winの仕組み。

これまで、息子はプリスクール、私立のキンダー、そして公立のGrade1と3つの学校を経験してきました。

 

それらのどの学校でも開催していたのがBook Fairと呼ばれるイベント

 

これはScholasticという教育出版会社が提供する幼児向けの本を購入するためのイベントで、イベント期間は校内の一スペースがScholasticの本で埋め尽くされます

 

Bpok Fairを初めて知ったのは息子がプリスクールに行っていた時。

その時は、「まぁここで急いで絵本を買わなくてもAmazonでオンラインでも買えるし・・・」と、その仕組みを全然理解していませんでした。

 

その後パンデミックが始まってBook Fairもオンラインだったのですが、今年またBook Fairが小学校で開催されることになり、ようやく仕組みが理解できるようになりました。

 

Scholasticで本を購入するメリットは次のものがあります。

 

1. 子供向けの良質の本が安価で購入できる

Scholasticが提供している本はソフトカバーが多く、10ドル以下で購入できるものがたくさんあります。

 

ちなみに話はそれますが、日本でも本屋で売っているものはハードカバーですが、福音館の月間絵本「子どものとも」はソフトカバーで安価ですよね。

この「子どものとも」も安価な上に軽いので、度々日本から送ってもらったりしています。

 

2. 購入した金額の何割かが学校に渡ったり、FREE BOOKとしてクラスが受け取ることができる

 

学校がわざわざScholasticを連携してBook Fairを行う最大の理由はここにあります。

保護者が本を購入すればするほど、学校も嬉しい仕組みとなっているわけです。

 

3. 先生が本のウィッシュリストを作成することで、そのクラスの保護者が本を購入し、学級図書として寄付することができる

 

私はこのウィッシュリストのことが最近までよく分かっていませんでした。

Book Fairに行くとよく見たのが、クラス番号が書かれたボックスに本が何冊か入っているというもの。

初めは「クラスの先生が子供たちにお薦めしている本ってことかな?」と思っていました。

実際はそうではなく、これが先生のウィッシュリストだったんですね。

 

 

以上、Scholosticでの本の購入は、親にとってだけでなく学校にとっても嬉しい仕組みとなっているのです。

 

幼児の言語習得には読み聞かせがかかせません。

 

我が家では寝る前の読み聞かせは日本語の本がメインですが、英語の本の時も時々あります。

「私のジャパニーズイングリッシュで読み聞かせをしない方がいいかな?」なんて最初は思っていましたが、子供たちの英語理解力がどの程度のものか知るためにも最近は英語の本も読むようになりました。

 

Scholasticを上手く利用して、子供たちの読解力の向上に、そして親子の楽しい読書タイムにと役立てていきたいです。

 

 

アメリカくっつかない食品用ラップの謎が解けると、これまでのラップが使えなくなった話

食品用ラップ。日本にいた時はなーんの疑問も持たずに使っていました。

ある時、安いからといって買ってきたポリラップ。

くっつきが悪い!使い勝手が悪い!

 

これは安いからだ!とそれ以来使わないでいたくらい。

そんなことが過去にあったこともすっかり忘れていましたが

アメリカに来て思い出しました。

 

アメリカでは食品用ラップよりもホイルの方がメジャーなようで、初めはスーパーで探すのに苦労しました。

ようやく見つけたラップですが、使ってみるとくっつきが悪い!それにラップの最初の30センチくらいはぐしゃぐしゃで何かゴミクズらしきものもついているため、最初の30センチは切って捨ててしまっていました。

 

このくっつきの悪さが非常にストレスフル。

 

ところがある日、アマゾンで日本製クレラップが販売されているのを発見!

少し値段は高めですが、これは必需品!と思って購入しました。

 

日本の食品用ラップって優秀だよな~なんて使いながら思っていたのですが、ふと、

「なぜアメリカのラップってくっつきが悪いんだろう?」

と思って調べてみたところ・・・

 

出てくるわ出てくるわ、食品用ラップにまつわる環境問題とさらには加熱した時の人体への影響の可能性

そして、なぜアメリカの食品用ラップがくっつかないか(正確にはくっつかなくなったのか)背景がわかりました。

 

食品用ラップの原材料として以下のものがありますが

 

・ポリ塩化ビニル(polyvinyl chloride, PVC

・ポリ塩化ビニリデン(polyvinylidene chloride, PVDC

・低密度ポリエチレン(low-density polyethylene, LDPE)※無添加ラップと呼ばれるもの

 

かつてはPVCが主流だったものの、有害性が指摘されるようになりPVDCまたはLDPEが利用されるようになったとのことです。

 

しかしアメリカではPVCでも残る有害性のリスクから、食品用ラップの会社Saranは2004年にPVDCからLDPEに変更し、アメリカの現在の主流はLDPEなのだそうです。

 

日本で売られている粘着性の高い食品ラップはPVDC。

アメリカの粘着性の低い食品ラップはLDPEが主流。

 

SaranはLDPEに変更した当時シェアがかなり下がったとのこと。それでも、顧客を配慮した正しい決断だったと言っています。

 

ちなみに私が日本で以前使って、くっつきにくい!と感じたポリラップは無添加ラップだったのですね。

 

 

単にアメリカ製食品ラップの品質が悪いって話ではなかったんだ。。

知らないって怖い。

 

小さい頃から家にあって当たり前のように使ってきたラップ。

それに対して疑いをもったことがこれまでありませんでした。

アメリカでくっつかないラップが主流であることを知って初めて調べるきっかけに。

 

人は、「いつもとちがう」経験をしてみないと、なぜそうなのか?という疑問を抱きづらいのかもしれません。

 

PVDCでも正しい使い方をすれば、日本の焼却のやり方であれば、ほとんど問題はないという話もあります。

 

本当にエコを考えるならば密猟ラップなどの再利用可能なラップがいいのでしょう。

でも洗って干したりなどの手間をかけるほどの余裕がないと考える人も多いのでは。

それでもラップによって自分の子供たちの健康に与えている影響の可能性をできるだけゼロにしたい。

そんな風に考えると、くっつかない無添加ラップにも愛着を感じるようになったのでした。