ワーママからの海外移住×キャリア×子育て

IT企業勤務の二児ワーママが一念発起してカリフォルニア・ベイエリアへ。日々限られた時間の中での英語学習や子育て、ライフハックについてつぶやきます。

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アメリカ移住までの道のり⑨仕事開始日をいつにするか。子連れ移住の難しさ

ビザを取得後、アメリカでの仕事開始日を決めなくてはなりませんが、いつにするかはかなり悩みました。

 

というのも、子連れで渡米するため、アメリカで仕事をしている間は子供達をどこか(デイケア、プリスクール)に預ける必要があります。

 

預け先がすぐに見つかりそうであれば、子供を連れて行って、親子共々新生活に慣れてから仕事を開始できます。

 

しかし預け先がすぐに見つからない場合どうするか。

一時的にナニーを雇うということも考えましたが、新しい土地でおそらく英語しか話せないナニーを雇って子供たちを預けたまま家を空けるというのは私にとっても子供達にとってもハードルが高く、これは却下。

 

次に考えたのは、一人で渡米して仕事を開始して、預け先が見つかり次第子供たちを連れてくるという方法。しかし子供たちは当時3歳と1歳。

母子で長期間離れ離れになったことはそれまでありませんでした(海外出張で1週間未満が最長)。

実家や義実家も、同じ東京ではあるものの距離があって、長期間頼ることは現実的ではありません。

 

しかしいろいろ悩んだ末、結局預け先が決まってから子供を連れて行くことにして、仕事開始日を決めました。

 

これはやはり子供がいると新生活の立ち上げが大変だからです。

 

3歳1歳児を連れて、アパート探しやプリスクール探し、家具を買いに行くのはそれだけで重労働で時間もかかります。

夫が最初から渡米についてきてくれるのが決まっていれば、大人の手が増えるのでそれもありだったでしょう。

しかし夫がまだ日本で仕事をしている状況だったので、それであればと、その間夫がメインとなって子供たちの面倒を見て、必要であれば義母の助けを借りることになりました。

 

でも当時母子で離れたことがほとんどなかったので、子供を日本においていって大丈夫だろうかとすごく考えました。

 

当時のことを振り返ると、私の希望で渡米することになったのだから、この渡米計画を周りにできるだけ迷惑をかけずに進めたいという思いがありました。

そうでないと周り、特に夫や親に「やっぱり無理があるんじゃないの?」と否定されるのが怖かったんだと思います。だから何でも自分でやる方法を探していました。

 

当時、夫のビザの大使館面接の予約すらも私がとっていました。

プロセスが面倒なのが分かっていたので、こんなことでさじを投げ出されたくないし、丸投げしたらなかなかやってくれないだろうと思っていたので。

 

そんな状態だったので、子供をおいて渡米することには抵抗があったのです。

 

今では子供も5歳、3歳。

当時そんなことを考えてたのかと、ちょっと感覚が薄れてきています。

今では風邪もめったにしなくなりましたし、言葉も通じる。今くらいの年齢なら、夫や他の人に預けても大丈夫かなと思いますしね。

 

が、渡米当初は私が責任もってなんでも自分でやらきゃと思っていたし、渡米後もしばらくはとても気がはっていたなあと思います。

 

しかし私が子供と数週間離れたことで、それまではなかった、夫の育児に対する「自分ごと」感がでてきたのは思ってもみなかった収穫でした。

それはまた別の機会に書きたいと思います。

 

 

 

また、アメリカの友人に、住居やプリスクールの探し方を相談した際に、彼の友人で日本人の家探しのサポートを仕事にしている日本人に、プリスクール探しについても聞いてもらったことがあります。

 

その人いわく、渡米直後にプリスクールをすぐ探してほしいと頼まれたケースは今までなかったとのこと。

 

というのは多くの場合企業からの赴任といったケースであり、配偶者の配偶者の方が仕事ができなくて専業主婦になるので、しばらくは自宅で子供のケアをするからだそうです。
つまり渡米して身の回りの生活が落ち着いてから、ゆっくりプリスクールを探すケースがほとんどなのですよね。
 
国や地域によっても変わってくるとは思いますが、子供の預け先を見つけることは女性が子連れで海外で働くときの関門の一つだなと感じます。