ウサギの穴は抜け出せない迷宮? - I go down the rabbit hole
動物を使った英語表現って、意外とビジネスミーティングでも割とでてきます。
しかしこのような場で使っていいのかとちょっとハードルが高かったりします。
今回もミーティングで時々耳にする動物を使った表現。
「go down the rabbit hole」
直訳すると「うさぎの穴に落ちる」ですが、
「本来の目的から逸脱した、不思議な状況、複雑な状況に突入し、そこからなかなか抜け出すことができない」という意味になります。
これは不思議の国のアリスから来ている比喩表現で、アリスがウサギの穴に入って思いもよらない様々な不可思議な冒険をするところから来ています。
この話を思い浮かべると、使えるシチュエーションを想像しやすいですよね。
私は実システムで発生した技術的な問題をディスカッションする機会が多いのですが、そこで入り組んだ問題であったり、解決が難しい問題であったりすると
「That's the rabbit hole we went down.」それが私達がはまった問題だ。
「I don't like to go down the rabbit hole on it.」その状況にはまりたくないんだよ。
のように使っているのをよく聞きます。
ちなみに、不思議の国のアリス、実は私あまりストーリーを覚えていません。
子どもの頃に読んだときに、何が面白いのか全然わからなくて、そのままになっているのですよね。
このイディオムを調べながら、大人になった今読み返してみるのもいいなと思いました。