裁判所から手紙が来た!Jury Summons(陪審員召喚)の通知。対応しないと罰金や懲役も!?
アメリカに来て2年が経とうとした頃、届いたのが裁判所からの通知。
私ちょうどその前に集団訴訟の通知も来ていたので、「もしかして何か不手際があったのかも?」とドキドキしてしまいました。
OFFICIAL JURY SUMMONS ENCLOSEDと書かれた封筒を開けてみると
Failure to respond to this summons will subject you to a fine, jail term or both.
この召喚に応対しない場合、罰金あるいは懲役(もしくはその両方)の対象になります。
とあるではありませんか!
ひえええっっ!
私、まだ間に合っているよね!大丈夫だよね!と慌てて内容を読むと、2ヶ月後の裁判への召喚でした。
陪審員といったら、アメリカの法廷ドラマで見たことがあるくらい。
あれ、私もやるの?やらないといけないの?
ドキドキしながら手紙を読み進めると
陪審員というのはランダムに選ばれており、もし延期したい(最大6ヶ月まで)、欠席したい(特殊な事情により参加できない場合)、あるいは無資格である場合その旨を連絡するようにとのこと。
そしてその無資格の理由の1つにあげられていたのがこちら。
I am not a citizen of the United States.
そう、アメリカ市民でない場合は資格がないのです。
ちなみにこの市民(Citizen) の定義ですが、Citizenship(市民権)を持つ人のことであり、グリーンカード(永住権)取得者であっても市民ではありません。私のような期限付きビザの人はいわんやをや、、
税金等の申請でもこのCitizen(市民)か否か、Resident(居住者)か否かで権利が異なることがあるので、アメリカで暮らし始めると自分がどこの属するのか理解するようになります。(ビザで働きながらアメリカで暮らしているような人は、Non-CitizenのResidentになります。)
というわけで私には資格がないことが分かって一安心。
資格がない場合の連絡方法ですが、オンラインでできます。
手紙に召喚された地域の裁判所のURLが記載されていますので、Juror Serviceのページに行きBadge NumberやPIN番号を入力します。
そこからJuror Qualification and Excuse Requestというページに行き、Qualificationの所で「I am not a citizen of the United States.」をチェックして送信すれば完了。
会社の同僚で「Jury dutyがあるから会社を休みます」と言っている人をこれまで何人か見かけたので、Jury Summonsは割とよくあることなのでしょう。
また手紙にも書いてあるのですが、手紙が送られてきた時点ではあくまでProspective Juror(陪審員候補)であってここから実際のJuror(陪審員)に選ばれる場合もあれば選ばれない場合もあります。
Prospective Jurorとして選ばれたら指定された日に裁判所に行き、そこでJurorに選ばれた場合には通常3-5日の間裁判に関わることになるのだそう。Jurorに選ばれなかった場合はその日でおしまい。
私がUS citizenになる可能性はほぼないので心配する必要はないのですが、Jurorに選ばれたらかなりの責任というか負荷がかかるのではないかと思います。
機会があればJuror経験のある友人から話を聞いてみたいです。