最近、パスポートの更新 、L-1延長の更新をしたことを書きましたが
それに伴って運転免許の更新も行いました。
ビザ所有者が運転免許証を更新する場合、必要書類の一つにI-94という滞在許可証があります。
しかしながら、今回パスポート更新&L-1延長申請中ということもあり、有効なI-94を持っていません。
しかし結果として、I-94なしでも運転免許証の更新(Temporary Card)ができたのでここで共有したいと思います。
カリフォルニア運転免許はいつ切れる?
カリフォルニア州の運転免許証の有効期限はどのように決められるかというと、
交付された日から5年目の自分の誕生日まで
ですが、
I-94の有効期限(=パスポートの有効期限)がそれよりも前にある場合、その日が有効期限
になります。
つまり、
パスポートが切れる=I-94が切れる=運転免許証も切れる
ということになります。
運転免許証の更新方法
免許の更新は、オンライン、郵送、現地の3種類あり、現在コロナ渦ということもありDMVのWebサイトに行くとオンラインでの更新を強く推奨されています。
しかし、オンラインでできるのはU.S. Citizenのみのようです。
実際アカウントを作成してトライしてみましたがNot eligibleと出てしまいました。
また運転免許更新の通知が郵送で届いていれば、それを使って郵送で処理をすることも可能なようですが、私の場合通知は届きませんでした。
原因は不明ですが、以前運転免許証がなかなか届かずに問い合わせてようやく届いた経緯があるので、それが関係しているのかもしれません。
このため、私には現地に行くという選択肢しかありませんでした。
まずはDMVのWebサイトから免許証更新の申請をしておきます。
Renew your Driver's Licenseの「+」をクリックし
Renew your DL in personのステップ1にある
の記入を済ませます。(ここで「運転免許更新」を選択)
その後確認コードが表示されるので、スクショをとっておきます。
また続いて予約も取れるので必要であれば予約も取ります。
この手続きは現地でもできますが、確認コードをあらかじめ持っておくと手続きがスムーズです。
予約が取れたのは約1週間後。
私の場合、有効期限まで既に3週間切ってきいたので、もし更新できなかったら、、
とものすごーく不安でいてもたってもいられなくなり
次の日に早速行ってくることにしました。
運転免許更新に必要な書類
必要書類は、パスポート、ビザ、I-94、SSN。
しかし私は先にも書いた通り、有効なI-94を持っていません。
I-94はそのパスポートを使って「アメリカに入国」しないと発行されないもののため、パスポートを更新したばかりでは発行されないからです。
そして私の場合、I-94はL1延長申請が承認されるまでは有効になりません。
運転免許証の更新にはI-94が必須と書いてあるので、これはどうしたらものかと弁護士さんに尋ねたところ、
「L-1延長請願書をUSCISに提出した後、Form I-797Cが受領通知書としてもらえるので、
それを持っていけば大丈夫なはず」
とのこと。
L1延長の承認まで行かなくても、請願書を出したという証明があればいい”はず”だそうです。
結局DMVに持参したのは、新旧のパスポートとForm I-797C。また、オンラインで申請願いを出しった時に取得した確認コードでした。
念の為、古いパスポートに紐づくI-94と住所が分かる公共機関からの手紙も持参しましたが、こちらは結局必要ありませんでした。(ただ今あるI-94が使えない証明として持っていくと説明がしやすくなるかもしれません)
DMVでの免許更新
DMVに行き、入り口で要件を伝えると、
「I-97を持っていないのなら運転免許証の更新はできないよ。
もし欲しかったらAB60ね!」
と言われました。
AB60というのは(I-97などの)必要書類が提出できない人のための1年間有効な運転免許証です。(後で知りました。)
やっぱり普通に更新はできないのか、、AB60って一体何なんだろう?
AB60に切り替えるとまた元の運転免許証に戻すには実技試験が必要なんだろうか、、?
など不安がよぎります。
DMV内のコンピュータで登録するように言われるものの、よくわからず、結局近くのスタッフに相談。
また同じ内容(現在L1 延長申請中でI-94がなく、I-797cを持っていて弁護士からはこれでOKなはずと言われていた!)と主張すると、
「わかった。オンラインで申請の確認コードも既に取得しているのね。
じゃあもう一度入り口にいって確認コードを見せてきて!」
と言われ、また入り口に行き、言われたことを伝え確認コードを見せると、今度はすんなり順番待ちの番号を渡されました。
再度室内に入って待っていると、5分程度で呼ばれ、窓口でまた同じ内容を説明。
「会社の弁護士がI-797cで大丈夫なはずだと言っていた」と主張するのがミソ。
わかった、とI-797cのコピーをとって処理を進めてくれて、
ようやくTemporary Driver Licenseを発行してもらえました!
このTemporary Driver Licenseですが、以前、筆記試験に合格した後にもらったものと同じペラッペラの紙3枚がホッチキスでとめてあるもの。
有効期間は3ヶ月。
「L-1 延長申請が承認されて、I-94が取得できたらまた申請に来るように」と言われました。
もし3ヶ月以内にL-1延長申請が承認されない場合には、再度Temporary Driver Licenseを取得すれば問題ないとのこと。
よ、よ、よ、よかったーーーーーー。
安心とともに一気に徒労感(笑)。これで最悪の事態は免れた。
今回は支払い等は一切なく、後やったのは写真撮影のみ。
DMVは予約なしだといつも長く並ぶのですが、現在コロナでオンライン作業が進んでいるためか非常にスムーズで、滞在時間は1時間程度でした。
まとめ:I-94なしでもI-797cがあれば更新は可能
↓の記事にもビザ更新最中の運転免許証更新について書いてありますが、ここではAB60が必要な可能性も書いてあります。
しかし今回の経験から、I-797cを受領できれば(USCISに申請してから10日程度で弁護士のもとに届きました)、Temporary Licenseは取得できました。
L-1延長が完了してから更新申請を出すのがベストですが、
どうしても事情により間に合わない時は、I-797cでトライしてみるのが良いと思います。
運転免許証が切れてしまうと、いかなる理由であろうとも運転は違法になってしまいますので。
おまけ:Real IDって?
ちなみに現在カリフォルニア州では、従来の運転免許証からReal IDと呼ばれる身分証への切替えを強く推奨しています。
アメリカ国内便の搭乗の際の身分証として従来の運転免許証の代わりに、Real IDの提示が必要になります。
もともとは2021年10月に施行開始予定だったのが、コロナによるパンデミックが原因で2023年の5月に延期されました。
現在カリフォルニアではRealIDへの更新を無料で行うキャンペーンを実施しています。
私も今Real IDにした方がいいのかなと悩んでいたのですが、
実際に行ってみて私の免許証は既にReal IDであることを指摘されました。
全然知らなかった。。悩んだ時間が無駄でした。。