カリフォルニアベイエリア コロナで買い物を(ほぼ)フルオンライン化。Amazon Fresh+Weee!の組み合わせで日本食もカバー。
アメリカ在住日本人あるあるなのが、食材の調達に複数スーパーを走り回るということ。
もう、日本食がメインです!という人であれば、全てを日系スーパーで揃えたりもするのかもしれない。
けれど日系スーパーは一般的に売られている商品に関しては十分な品揃えではない。
なので、普段の買い物は近くのローカルスーパーに行き、ローカルスーパーに売っていない日本食材を買う時にはアジア系あるいは日系スーパーに行くという人が多いと思います。
ローカルスーパーに売っていないものとしては
・日本産の米(カリフォルニア産のコシヒカリもあるけど、日本産がやっぱり美味しい)
・薄切りの肉(ローカルスーパーでThin Cutと書いてあってもとんかつ用肉レベル)
・さつまいも(Japanese Sweet Potato)、大根、ねぎ
・マッシュルーム以外のきのこ類(しめじ、えのき、舞茸などはローカルスーパーでは見かけない)
・煮付け用の魚(サーモンやタラは売っているのだけど品揃えがいまいち)
などなど、、
この地域には日系スーパーはいくつかあるものの、ちょっと離れたところにあるので、いつもまとめて買いに行っていました。
それが。
コロナパンデミックが始まり、子供の学校が休校になり、かといってスーパーに子供連れで行くのがはばかられるようになり(感染リスクのため誰も子連れで行かない)、どうしたものかと困りはてていました。
そしてコロナが少し落ち着いた2020年夏から始めたのが、次の組み合わせ。
・ローカルスーパーで買っていたものはAmazon Fresh(Amazon Whole Foodsも一時期利用)
・日系スーパーで買っていたものはWeee!
まず利用したのがAmazon Whole Foodsのデリバリーサービス。コロナの始まった頃は新規入会者を一時停止していたため再開と同時に入会。
Whole Foodsで買えるものが手数料・送料無料($35以上)であるため、わざわざお店まで買いに行くメリットがゼロになりました。
朝ミーティングの最中にポチポチ購入していたら、同じミーティングの時間内に届いたことも。
その後、全く同じ物であってもWhole FoodsとAmazon Freshでは値段が違うことに気が付き(Amazon Freshの方が安い)、それ以降はAmazon Freshを使うようになりました。
これで食品購入の8割は補えるのですが、どうしても日系スーパーでしか買えないものをどうしたらよいかと悩んでいて友人から教えてもらったのがこのWeee!。
Weee!は6年前にできたばかりでCEOも若いのですが、他のオンラインスーパーとの違いは中国で流行っている”ソーシャルECサービス”的な要素があるところ。
中国ではソーシャルECサービスのPinduoduoが有名で急成長しているようですが、Weee!もそれと似た要素があり、購入した商品をSNS上でシェアすることで、そのシェアを通じて他の人が一定時間内に購入すると、その購入者もシェアした側もキャッシュバックが得られてお得になるという仕組みです。
購入後、購入した商品をシェアしませんか?XXドルお得ですよ、というメッセージが表示されます。
いや、自分で買ったうどんやえのき、冷凍食品をSNSでシェアするのは恥ずかしいでしょ・・・
と実際にはやったことはありませんが(笑)
日用品をSNSでシェアするというのは文化的には日本人には受け入れられにくい気もしますが、お買い得感はありますよね。
Weee!はWechat(中国版のLINEのようなもの)とも連携していて、私は使っていませんが、WechatユーザーであればWechatから注文、支払い、シェア&フィードバックまでできてさらに使い勝手がよいようです。
私が思うWeee!のメリットは
ー日系スーパーに置いてある商品がこちらでも変える(中国製品がメインだけどこの1年で日本食もかなり充実してきた)
ー価格がお手頃で、かつよくディスカウントしている
ーSNSでのシェア機能によるキャッシュバック
アジア系食材だけでなくローカルスーパーで買うような商品もWeee!で取り扱っていて(しかもこちらの方が安い時もあり)、人によってはWeee!だけで全ての買い物を済ませることも全然可能だと思います。
一方デメリットとして感じるのが
ー配達日は選べるけど、配達時間は選べない。(冷凍食品は保冷剤あり)
ー配達日も当日は選べないので、多少時間がかかる。
ー配達の人が英語を話せず意思疎通ができないことがたまにある。
利用者の9割が中国人らしいので仕方がないとはいえ、配達時に電話に出るなり中国語で話し始められたりします。
私の住むアパートはインターフォン越しに連絡をもらえないと建物のドアを開けられないのですが、それが英語で通じずに大変な思いをしたことも。。
配達に関しては改善の余地ありですが、それでもやめられないのはオンラインの便利さ&商品の豊富さ&安さがあるからです。
アジア版Amazon Freshとでもいいましょうか。UIも日本語対応にしたりとこの1年でぐんぐん成長しているのがわかります。
一方で日系スーパー。コロナで一部オンラインオーダー&店頭ピックアップ形式を提供したお店もありましたが、ほとんどの店がフルオンライン化は行わずそのままでした。
これは、コロナ下でも一定数の固定客の需要があるためか(コロナ渦、午前中に行くと行列ができるレベルでした)、オンラインにしなくても客が減らないという自信なのか。日本人はオンラインで食品を買わないと思っているのでしょうか。
そのうちお客さんの足が遠のいてしまうのではと危惧しているのは私だけでしょうか。
日系スーパーももうちょっと頑張って欲しいな、なんて思います。
と話はそれましたが、Amazon FreshとWeee!の組み合わせで、食材購入にかける時間は激減。私のQOLは上がったと満足しています。