6歳子供の教育と言語で考えること
先日聴いたちきりんさんのVoicy。
Voice of ちきりん 2021/7/19 #286 戻る国、戻らない国
副題が
「海外に住んでいる親が、自分の子供をどこで進学させたいか? と考えると、その国の未来が見えてくる。留学生が卒業後、母国に帰りたいかどうかも非常に重要。」
となっています。
以下の感じの内容でした。
”今日本に住んでいる場合海外移住はハードルが高いが、今すでに海外に住んでいる場合、自分の子供の教育を母国で受けさせたいか、そのまま海外に残ってさせたいかをフェアに考えることができる。
ひと昔前、バブル期であれば、日本人は海外に駐在などで住んでいても、大学は日本でという考えが強かった。男の子の場合は特に日本の一流企業に就職するためには日本の大学を出ていることの方が重要とされていたから。
最近はそれが変わりつつある。
一方、中国では反対の現象が起きていて、以前はアメリカ留学したような場合、出来るだけアメリカに残りたがる傾向にあったが、今は帰る人が増えてきている。
これは国力が上がっている中国に戻った方が、将来が明るい、可能性が広がると思っている中国人が増えているから。”
私の子供は今6歳。まだ小さくて大学進学などは当分先ですが、来春は日本にいれば小学1年生です。
渡米して2年半。息子はキンダーに入ってから英語がぐんぐん伸びています。
その一方で日本語を使う機会が減っていて、英語優位になりつつあるのを感じます。
コロナで日本にしばらく帰っていないことも影響していますが、
この先日本での学校経験、教養も身につけさせたいと考える一方、
これから来る学齢期にどのような環境を親として用意しようか、
もっと長いスパンで見て考えなければと感じています。
第一言語、思考言語としての日本語そしてルーツとしての日本文化をしっかり学んでほしい、という気持ちと
子供の将来の可能性を広げておきたい、広い海外を視野にどこでも生きていける汎用的なスキルを身に着けてほしい
という思考がせめぎ合うことも。
正解があるわけでなないこともわかっているし
子供はどんな場所でも成長するということも
親の期待どおりに育つわけではないことも
そして、子供には自分自身で人生を選ぶことができるようになってほしいとも
思っています。
それでも、今選べる選択肢があって
これまでといろいろな意味で違う時代を子どもたちが生きていくことを考えると、
言語のこと、教育のこと、
前例を見て判断、というのが難しく、
家族としての価値観の軸をしっかり定めていかないと
そんな風に感じます。
私自身が、過去に中学受験、大学受験を経験し、
いわゆる進学校の女子中高一貫校で、同級生の多くが目指す大学に行き、そこそこ良いとされる一部上場の大企業に就職して、
そんなレールを振り返ってこの歳になっていろいろと思うところもあり
だからこそ考えてしまうのだと思います。