アメリカ移住移住までの道のり③ビザ取得準備
オファーレターを承諾後、会社の弁護士から連絡があり、L-1ビザ取得のための準備が始まりました。
私は以前の長期出張時にL-1ビザを取得したことがあるので、今回は2回目になります。
が、ビザ取得ってこんなに大変だったっけ?と思うほど準備に時間がかかりました。
まず、基本的な個人の情報やこれまでの仕事の情報以外に、弁護士に必要な書類を提出する必要があります。
- 大学(院)の卒業証明書、成績証明書
- 英文履歴書
- 家族全員のパスポートや家族関係を証明する戸籍謄本
などなど。
大学(院)の卒業証明書、成績証明書は大学によっては時間がかかる場合もあるので早めに準備しておいた方がいいです。
また、L-1ビザの時は大学院の証明書だけでよかった、という場合も、渡米後にビザを更新する際やグリーンカード申請の際に、大学の証明書も必要と言われる可能性大ですので、まとめて取っておいたほうがいいでしょう。
渡米してからだと、気軽に大学に取りに行くなんてことはできなくなります(※メールでの証明書送付も可能な大学はあります)。
これらの情報を元に、弁護士が「応募者がいかに専門知識があり、アメリカで働く価値があるか」をL-1ビザの嘆願書として用意してくれます。
このため、弁護士に渡す履歴書や仕事内容の情報も、面倒くさがらずにきちんと内容を精査して準備した方がいいでしょう。
またうちの場合、子供たちは当時3歳、1歳でパスポートを持っていませんでした。
このため子供たちのパスポートの申請も行いました。
まずは子供たちの顔写真をどうするか。
写真館につれていったとしても1歳、3歳児がじっとしていてくれるはずがありません。しかし、パスポート写真というのは結構規格が厳しいのです。
両耳見えていないとダメ、背景は白、影が入ってはダメ、など普段の写真を転用することもできません。
結局、家でお風呂上がりの機嫌がよいときを見計らってスマホで何通りか撮影し、それを証明写真アプリを使って切り取り、セブンイレブンで印刷した写真をもっていくことにしました。
申請の時は代理申請が可能なので、パスポートセンターが遠方ということもあり私一人で行きました。
写真を差し出すと
「影がありますけど、これでいいんですね?」
と聞かれたので、問題ないのであれば、と返したところ
「パスポートは発行できますが、審査官によってはNG出される可能性あります」
とのこと。
パスポートにある写真にNGを出す審査官なんているのか?と思いつつ、はい大丈夫です、と伝えて申請しました。
パスポートの発行は1週間程度でできますが、取りに行く際には本人が同伴している必要があります。
8月の炎天下の中、池袋のパスポートセンターに汗だくになりながら子供2人連れていき(抱っこひも&ベビーカー)、なんとかパスポートの取得も完了。
その後、弁護士から提出した情報で問題ないとの連絡が来たのは、ビザの準備を初めてから1ヶ月半が過ぎたころ。
弁護士が用意するL-1ビザの嘆願書が送付されるまでにあと1ヶ月かかるとのことで、1ヶ月先にアメリカ大使館の面接予約をしました。
ビザの準備には予想以上に時間がかかりますので、あせらず余裕を持って進めたほうがいいでしょう。