アメリカ移住移住までの道のり②オファーレターをもらう
上司に転籍の希望を出した数カ月後、上司から連絡がありました。
何かというと、チームメンバーを増員することになり、USでのヘッドカウントが増えたので興味があれば私にその機会を与えたいとのこと。
やったー!待ってました!
と心の中でガッツポーズ。
転職と同じように転籍においても、ポジションに空きがない限り実現することは難しいです。同じチームであっても、ヘッドカウントは国ごとにあるため、転籍先の国でのポジションに空きがでるのを待つ必要があります。
これは以前の経験からもよく分かっていたので、転籍には時間がかかることを承知で、心穏やかに待っていたのでした。
しかし、運のよいことにちょうどチームが新しいことをやろうとしているタイミングでした。このようなタイミングでは、会社側も投資をしようとしてくれるので増員するこ可能性が高まります。うまくこのチャンスに乗っかることができました。
ちなみに夫には、最初に上司に転籍の希望を出す前に話し合いを行った時に、同意はしてくれていました。またその後、転籍のプロセスを一つづつ進める度に現在の状況を伝えて、合意をとるようにしていました。
結局会社から最終的なオファーレターが出たのは半年ほどたってから。
オファーレターには、給与などの報酬体系や会社側が引越しにかかるコストの取り決めなどが記載されていました。
このオファーに対して同意する旨を上司に伝えました。
友人からは、「日本人は往々にして給与交渉をせずオファーをそのまま受け入れてしまうことが多い、交渉を前提として最初のオファーが出されるケースが多い」という話を聞いていました。
しかし、当時私はその後移住するアメリカのカリフォルニアベイエリアの物価というものを、一般的な住居費、光熱費や税金などは聞いてはいたものの、肌感覚で理解することはできていませんでした。
家族で生活する上で不自由しないくらいの給与であると判断したため、特に給与交渉はしませんでした。
私や家族にとって、アメリカで生活をする、仕事をする、教育を受けるということは、得られるお金としてよりも得られる経験の方が大切であると思っていたというのもあります。
この経験をするために、お金を払って留学したりホームステイする人も多くいるわけです。
それをお金をもらいながらできるということ自体がありがたいと思い、オファーをそのまま受けることにしました。