ホットクックのメインターゲット層、女性に限定しているのがもったいないと思う話。
私が日本からアメリカに持ってきた調理器具の中に、ヘルシオオーブンとホットクックがあります。
ヘルシオオーブンはもともと日本で使っていたものを、渡米の際に引っ越し荷物として送ってもらいました。かなりの重量なので、引越し業者(費用会社持ち)が入らなかったら自分で日本から配送してもらうことはできなかったと思います。
一方ホットクックは渡米後、日本一時帰国時に購入したもので、軽いのでEMS便でその他荷物と一緒に送りました。
どちらもアメリカで重宝していますが、特にホットクック。
このおかげで、和食家庭料理を時間かけずに家で作ることができています。
特にアメリカだと日本食惣菜なんて日本にいる時より手に入りずらいし、高いし、そしてあまり美味しくないこととも。
美味しい和食を気楽に安価に味わえるという点で
アメリカでのホットクックの価値はさらに高まると思います。
しかし。
前々からもったいないなあと思うことがあります。
BONIQ(ボニーク)という低温調理器具をご存知でしょうか。
主にローストビーフや鶏ハムなどを作るための低温調理器具です。
そして結構男性支持者が多いのですよね。
男性(特に意識高い系)に人気の理由として私が思うのが
ースタイリッシュなデザイン(男性目線でも)
ー男性皆大好きな”肉”を自分で美味しく調理できる
(BBQや焼き肉でも焼き担当になりたがる男性っていますよね?)
ーローストビーフ、鶏ハムといった調理は日頃料理をしない男性にとっても敷居が低く、特に温度管理などはデジタル人間にはたまらない。
こちらBONIQホームページですが、紹介文に出てくる「科学的」「食のマネジメント」「効率的」・・・もう男性目線なのが分かります。
私は周りの男性(ほぼテクノロジー業界の人たち)が、BONIQを使っているのを割と聞きます。SNSにアップしている男性もいます。
温度の話をしていて、それを聞く周りの男性(普段料理しない)も興味津々。
でも、私はそれを聞いていて思うのです。
ホットクックだって低温調理できるよー。
ホットクックなら低温調理以外にだって使えるよー。
毎日低温調理料理作るわけじゃないんだから、利用頻度と手軽さを考えればホットクックの方が絶対コスパがいいよー。
(BONIQは2万~3万。ホットクックは3万~6万円。)
しかし男性でホットクック推しな人ってあまり聞いたことはありません。
いますが、もともと割と自分ごととして家事に取り組んでいるようなタイプ。
そして男性にホットクックが惹かれない理由として、一番にあげられるのが形・デザインではないかと思うのです。
赤がメイン(白、黒も最近あるけれど)、形も曲線系で、ザ・家電って感じで悪くはないけれどスタイリッシュとは言えない、、持っているだけで心がときめくようなものではないですよね。
かっこいい調理器具で料理しているオレ、的な自尊心はホットクックでは芽生えなさそう。
ホームページを見ても、親しみやすさ、可愛らしさが前面で男性目線が全く感じられないですね。
そもそもホットクックが低温調理できるって知らない男性も多いのではないかな。
筋トレにしろ、食事マネジメントにしろ、形から入る男性も多いと思うので、もうちょっと男性好みの色・形があってもいいのではないかと思うのです。
それともう一つ。
せっかく高機能なのだから、レシピをブラックボックスにしないで、自分でカスタマイズしてインストールできるようにAPI公開なんてしちゃったら、ガジェット好き、テッキーな男子にはたまらないんじゃないかしら。
自分が作成したレシピプログラムを公開できる!
これがオレが作った最高の肉料理のレシピプログラムだ!
何ユーザーダウンロード突破!
なんてね。
そんな風に男性も楽しんで使いこなしてくれたら、家族みんなハッピー。
API公開はまだまだ将来の話かな。
でも、テッキーな男性も狙ってみてはどうかと思うのです。