アメリカ生活立ち上げ④車の購入
生活立ち上げの中で一番ハードルが高そうだなと思っていたのが、車の購入でした。
私の住むベイエリアでは公共機関があまり充実していないため、何をするにも車は必須です。
ところが、私はそれまで車を購入した経験がありませんでした。
アメリカでは出張の際にレンタカーを借りて運転はしていましたが、日本ではペーパードライバーで車の知識はほぼゼロ。
このためどんな車を購入したら良いのかもわかりませんでした。
最初の車だし、足となる車を早く見つけたいこともあり、中古車でWebサイトを探してはみたものの、これまでの走行距離や値段の相場などの感覚が全くといっていいほどわかりません。
これはやばいぞ、、ということで友人に相談したところ、車の個人売買代行と保険提案を生業としている日本人コンサルタントの話を聞くことになりました。ちなみに話を聞くのは無料です。
車購入にあたって私が重要視したのは「サイズ」と「安全性」のみ。
足としての車なので、見た目やデザインなどは二の次。
子供達を乗せて走る車なので、もう安全であるにこしたことはありません。
これまで大きなサイズの車を運転したことがなかったため、操作での安全面からも慣れ親しんだサイズの車が希望でした。
また安全面でスバルのアイサイトのような運転支援システムが搭載されているものがよいなと思っていたのですが、残念ながら中古車市場にはそんな選択肢はありませんでした。
そしてその時にたまたまその方が個人売買でおさえていた中古車がトヨタのコンパクトカーで、状態の良いもの。
日本人駐在の方が奥さん用(?)に購入したものの買い物程度にしか使わなかったため、走行距離も少なく、そして帰国にあわせて売りたがっていたものでした。
色やデザインは無難なものでしたが、トヨタはアメリカでもよく運転していたし、日本人が使っていたというのも安心。何よりも中古市場はタイミングが重要。
子どもたちをアメリカに連れてくるのに時間もなかったため、実物を試乗してその場で購入を決めました。
また以前バックカメラ付きのレンタカーに乗っていたことがあり、とても楽だったのですが、この車にはバックカメラはついていませんでした。
ま、コンパクトカーにバックカメラをつけたいと思う人って少ないのかもしれませんが。。
しかし相談したところバックカメラは後付けでできるとのことで、それも済ませてから納車してくれることになりました。
価格は、日本の中古市場よりは高めなものの、友人に聞くと妥当な金額とのことでした。
中古車は走行距離等によって価格が決まってくるので、お買い得な車というのはほとんどないそうです。
そして彼のところにお願いして本当に助かったと思ったのが保険。
納車日までに保険の手続きを済ませないといけません。
これも一人でやったらどの保険にしたらいいのか、どのプランにしたらよいのか全く検討がつかないところでした。また車関係で今後何か問題が発生した時に彼に相談できるというのも非常に心強かったです。
そして購入を決めてから2週間後の納車日。
車で迎えに来てくれて(そうでないと私が納車した車で帰れない)、
AAA(トリプルエー)に立ち寄って加入を済ませ、
車の権利書(Certification of Title、ピンクスリップ)、登録証(Registration Card)、ステッカーの説明や、
何を車内においておくべき(保険証明、登録証)で、何を車内においておくべきではない(権利書)かも教えてくれて、
私は助手席でひたすらメモメモメモ。
いやー、こんなの一人で短期間には絶対できなかったなと思います。
私は、アパートの契約などこれまでできるだけエージェントに頼らないで済ませてきました。
これは誰かに全てお任せするのではなく自分で経験したいという思いがあったから。
(もちろんアパートの場合はエージェントに成約料として家賃1ヶ月分払わないといけないという金銭的なところもありますが)
でも、車に関しては、このようなサービスを利用することで追加コストがかかることもなく(車の代金に含まれているのでしょうが、相場価格でした)、時間の節約にもなり、何よりも安心感があって良かったなと思っています。
渡米直後は何かとバタバタとしているもの。
自分にとってこだわりのあるところ、そうでもないところを見極めて、こういったサービスを部分的に使って立ち上げを楽にするというのもありだなと思います。