海外移住までの道のり⑬その他日本でやっておくべきこと

 さて、以前の記事で、５日間の弾丸アメリカ滞在で、一番気になっていた（というか決めないと先に勧めない）

・SSN取得

・アパート契約

・デイケア、プリスクールを探す

を一通り終えました。

日本に戻ってきて、あとやったことは以下のことです。

Slingboxの設置

子供をアメリカに連れて行くにあたって一番心配したのは環境の変化です。これまで日本語のテレビを見ていたのに見れなくなったら寂しくないだろうか、食べ物もできるだけ今までと同じものを与えて、急激な変化がストレスにならないようにと気にしていました。

アメリカではAmazon Prime Japanや日本の動画配信サービスは見ることができません。日本につなぐVPNサービスを使えば見れますが、無料のものを試してみたところ品質が安定せず、有料のものになると毎月支払う必要があります。

アメリカで日本の番組を見る手段はいくつかあります。

まず、アメリカではAmazon Prime Japanや日本の動画配信サービスは見ることができません。日本につなぐVPNサービスを使えば見れますが、無料のものを試してみたところ品質が安定せず、有料のものになると毎月支払う必要があります。

次にアメリカで見れる日本番組のケーブルテレビや動画配信サービスを使うことです。

これは提供するコンテンツが限られますが、VPN契約なしに見ることができます。

そして３つ目はSlingboxを使う。Slingboxはテレビ映像リモート視聴システムで、スマホやタブレット、パソコンを使って、日本の家のテレビを場所を問わず視聴ができるものです。録画した番組を見ることもできます。

これは初期投資がかかりますが、一度設置してしまえば後は費用がかからないので最も安くなります。

私はSlingboxの中古をメルカリで購入し、それを始めは実家か妹の家に設置しようとしたのですが、テレビが古すぎて端子が合わず設置できないことが判明。

結局自分の日本の家にとりあえず設置させました。

また後日アメリカに行ったときに、アメリカで新規購入したスマートテレビ（Roku)からではSlingboxが見れないことが判明。

タブレットのSlingboxアプリを使ってChromecastでキャストしてスマートテレビに写す、ということもできませんでした。

テレビ画面で見る唯一の方法は、PCからテレビに直接ケーブルをつなぐ方法のみ。

スマートテレビからは当然できるだろうと考えて事前確認しなかったのを後悔しました。

結局iPadで見るようにしていますが、もしSlingboxを使う予定であればアメリカのテレビから見れることを確認して購入した方がいいです。（※最近、Slingboxのサービスが2022年11月に終了することがアナウンスされました、、涙）

健康診断

会社を退職すると健康保険が使えなくなるため、その前に人間ドックを受け、またそれ以外に区で無料の乳がん検診、子宮がん検診も受けました。

各種医療機関には早めに行っておいた方がいいです。

国際免許証、無事故・無違反証明書の発行

国際免許証はアメリカに出張に行く際にいつも取得していましたが、今回もアメリカで免許証が取れるまでの間必要です。期限は１年間なので、免許がいつ取れるかを考慮して、既に持っている場合でも必要に応じて更新しておいた方がいいです。

無事故・無違反証明書（英文）は、これを持っているとアメリカで車の保険に加入する際に割引をしてくれることがあると聞いて取得しました。

結局、私が契約した保険ではこちらは不要だったので使わなかったのですが。

近くの交番で申請書が入手できます。送付してから１週間後に届きました。

退職手続き

私は勤続年数が非常に長かったので、電子機器の返却など手続きもたくさんありました。

海外引越し手配＆家の片付け

会社指定の引越し会社があり、そちらに見積もりにきてもらいました。

航空便と船便と選べ、航空便だと早く届くのですが費用がバカ高い！

船便だと年末を挟んだこともあり、届くのに２ヶ月弱とのことでした。

買い物

アメリカに持っていきたいものをひたすら購入していました。

化粧品、ヘアケア剤、パナソニックの海外でも使えるドライヤー、大根おろし器、風邪薬、子供の本などなど。

アメリカで当面バタバタの生活になりますし、自分に合う化粧品を探す余裕もありません。日本から持っていけるものは買って持っていくことにしました。

アメリカの水は硬水で、以前滞在した時に髪がパサパサに広がってしまった経験もあったのでヘアケア剤は私にとって必需品でした。

日本の保育園への連絡

子供がアメリカに行く日が決まれば保育園に連絡できるのですが、アメリカでのデイケアの空きがなくいつになるかわからなかったこと、そしてもし連れて行った後、子供たちが合わなかったらどうしようという心配もあり、なかなか保育園に連絡するのをためらっていました。

とりあえず数ヶ月休園にして様子を見てから、退園手続きを出そうかとも考えました。

その結果、保育園にはぎりぎりに連絡せざるをえなくなってしまって申し訳なかったと思っています。

しかし、冬の季節で他の子が入園を待っているという状況ではなかったため、園長先生からも丁寧にサポートしていただき本当に助かりました。

 さいごに

私は出張などである程度地理感のある場所であったことは生活の立ち上げには有利でした。

しかし感じたのは、出張で来るのと実際に子連れで生活するのでは、同じ場所でも見える景色が全く違う、ということ。

出張で来ていたときには目に入らなかった学校、デイケア、公園の場所などが、子どもと住むとなるとそのとたん自然に気づくようになりました。

出張者目線と生活者目線というのはこうも違うものなのかと感じました。