アメリカ大統領選挙で報じられた「put his big boy pants on」 - 大人らしい行動をとれ
アメリカ大統領選挙の開票が続く今週。
初めてアメリカの地でこの選挙報道を見て、一般のアメリカの人たちがこの選挙期間中どのように考えて過ごすのか身近に感じることができています。
一方、正直な感想としては「開票作業、時間かかりすぎ・・・」と、テレビを大して見ていない私ですら若干の選挙疲れを感じています。
Election stress disorder(ESD)という「大統領選による精神的ストレスによる悲しみや疲れ」を表す言葉もあり、アメリカ国民の3人に2人がこの状況なのだという報道も納得できます。
そんな状況でも徐々に勝者が固まりつつある中での昨日の報道。
Philadelphia mayor tells Trump to ‘put his big boy pants on’ and admit defeat.
この発言にはおおーと笑ってしまいました。
「put his big boy pants on」というのは直訳すると「大人のパンツを履け」となりますが、「子どもじみたことはやめて大人として責任ある行動をとれ」という意味になります。
つまり上の文は「子供じみたことはやめて大人しく負けを認めてほしい」とフィラデルフィア州知事が話したという話。
なかなかインパクトがある言葉ですが、決して冗談めかして使っている発言ではありません。
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ちなみに話は少し変わりますが、big boyという言葉を初めて聞いたのは、息子がプリスクールに通っていた時。
朝プリスクールに行っても、息子が「だっこ~」と冗談めかして私からなかなか離れないでいると、先生が一言。
「you are a big boy!」
もうお兄ちゃんでしょ!という意味です。
日本語だと兄弟のあるなしに関わらず、少し大きくなった男の子や女の子は「お兄ちゃん」、「お姉ちゃん」という表現を使いますよね。
でも英語でbrotherやsisterを使うことはなく、big boyやbig girlという言い方をするわけです。
このbig boyやbig girlは、小さな子どもが色々なことができるようになって褒める時にも使います。
娘が2歳のイヤイヤ期でなかなか言われたことをやろうとしなかった時も
「あれっ。○○ちゃん、まだbabyなのかな~?」と声をかけると
「○○ちゃんはbig girlだよ!!!」と泣き叫んでやってくれることも(笑)
big boyやbig girlはプリスクールでよく使われる言葉なのですね。
そんなことも思いだしながら、選挙のニュースを興味深く見ていたのでした。